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まずびっくりするのがそのお客さんの人数。 入場前から、確かに公園を取り巻くぐらいの列は出来てたらしいですが、いざ入って見たら、それこそ予想外の圧倒的な満員。 野音で立ち見もアリですから、多分2000人くらいいる感じです。 まず、その満員のお客さんの間のそこここに、怪しげなのぼりが立っております。 たとえば「鳥肌翼賛会」、「特別攻撃隊」、「731部隊」(うわ(^_^;)、「ひめゆり部隊」などなど、はっきり言ってネタにするにはヤバすぎるモノばかり。 その中に、鳥肌氏の憎む「日本アムウェイ」「朝日新聞社」なんてのが(しかも赤地で)混ざってるあたりも危険な苦笑を誘います(笑)。 正面のステージ両脇にも、「皇国の存亡、この一戦に云々」「世界は日の本の下に統一され云々」といった、バリバリな煽り文句が。 こえぇ(笑) そうするうちに、正面の巨大なスクリーンに映し出された鳥肌氏の顔のアップ。「カンカンカン・・・」と言う警鐘の音と共に、ゆっくりゆっくりその顔がデティールを失ったかと思うと、すぅっと赤く丸くなり、ついには日の丸と化す演出に一同拍手(笑) や、カッコ良いんですよ、これが。 次には、赤い照明と共にいきなり空襲警報が鳴り渡り、ついで"いかにも"な割れ音の「大本営放送」。詳しい言葉遣いは忘れましたが、内容としては、「落下傘部隊が沖縄サミット会場を強襲、にっくき敵国首相どもに一網打尽に天誅を下し」なんていう。。それで笑っちゃうのってアリなんですか?(^_^;) ここでいよいよ我らが中将のご登場です。 日本軍の軍服に身を包み、手には日本刀。おりしも掲げられた、ビル・クリントンの巨大な写真(布に印刷したヤツ)にはたと向かい合い、気合一線切りつけると。。。おいおい!本物の刀じゃねーかよ!(゚▽゚;) 切っております。バッサバッサと切りつけて、ざくざくのボロキレになっております。 銃刀法違反確定であります(だらり) そしてお約束の、皇居に向かって敬礼っ、をキメて中将一旦退場。 こらこら、みんなも拍手しちゃうんじゃない! ていうか、ホントにこれ笑うところかっ!?(T-T) 幕間では、スクリーンに中将の「街宣活動」の様子が写されております。「鳥肌実」のたすきを掛け、「ああ玉砕」だの「欲しがりません、勝つまでは」などと書かれた、職務質問してくれと言わんばかり(当然されてる)の街宣車(でも軽ワンボ)の上に立ち、あちこちの駅前などで「参議院選挙に立候補致しました、鳥肌実でございます」とやってたり、例のあの「皇居に向かって敬礼」スーツで、日の丸振りながら矢鱈滅多ら踊り狂ったりしてるわけです。 バックには、よく右翼がいる池袋東口広場も見受けられたりしましたが、、、ホンマにだいじょーぶなんでしょうか?(^◇^;) でも言ってる内容は、「ホップ、ステップ、玉砕!でございます」「目には目を、ミサイルにはミサイルを」「威嚇射撃ではなく、全弾命中でございます!」などなど。。 もしかしたら、右翼には気に入られるんでしょうか? う〜〜〜ん、、マジで極右の人に聞いてみたいところではある(笑)(でもとりあえず「天皇陛下ご推薦」はヤバイって。。。) で、次です。 舞台にはなぜかドーベルマンの入った檻が運ばれて、その上に水色のスーツに着替えられた中将が登りました。 ここからはお得意の選挙活動風演説の新作ですが、テレコを持っていかなかったのでうろ覚えなのと、これから何かの機会に公演を見にい人の楽しみを残しておく為に、一部分だけかいつまんで書くことといたします。 曰く、「天皇陛下が枕もとに立ち、"日本はお前に任せた"とおっしゃいました」 「女性をレイプしていたアメリカ兵を見かけたので殺し、老人を虐めていたロシア兵を殺し、パチンコ店を破壊しているドイツ兵を見かけては、「ハイルヒットラー!」と叫んで、共に金正日似の店主を逆さ釣りにし・・」 「現代日本に必要なのは、まず大政奉還!そして徴兵制度の復活!しかるのちに大東亜共栄圏の復活・・・」 「人間の条件とは、日本人である事、男である事、では女とは何かと言うと、奴隷であり・・」 「天皇を中心とした神の国、なんて発言は下らない。なぜはっきりと、"日本は天皇の国である"と言わないのか!」 「世界は日本の下に一つになるのである」 「日の丸の中心は天皇、その周りの白部分が国民で・・」 「公明党は何故あんなに胡散臭いのか。それは宗教だからである!共産党は何故あんなに貧乏臭いのか。それアカだからである!その2つの腐った部分を真似しているのが、日本アムウェイである!」 、、、とまぁ、は〜、出るわ出るわの危険ネタオンパレード(;´Д`)。 しかもこれを全部暗記してて、つっかえたりしないあたりがまたすごい。 いや、ていうかそれ以前に、何でみんなこのネタで笑っちゃいますか?(^_^;) ほんの数百メートル先には皇居がある野外ですぜ? 「ああ、危険な緊張感を伴ったギャグってのは笑いを増加させるんだな、確か」とか実感してしまいました(笑) でも、周りの人みんな、本当に"一般人"にしか見えないんですよ。(明らかに60歳過ぎの爺さんが二人居たのにはビビッたけど。アナーキスト?(笑)) ネタわかるんですかね? 笹川良一が実は右翼だなんて、みんな知ってますか?「ニイタカヤマノボレ」だの「富国強兵」だのって、学校で習ったのちゃんと覚えてるモン? って思ったもんだから、「"いかにもアングラ"みたいな人って全然いないね」ってみさぎに言ったら、「お前だってハタから見たらそうは見えないじゃん」って言われてしまった。 そりゃーそうだぁ(笑) さて、ひとしきりぶってから一旦退場、次に現れた中将は、、、褌に鉢巻、全身に晒し布で竹槍をくくりつけ、巨大な竹槍2本に台車をつけた「竹槍カー」に腹ばいになってのご登場(^_^;) あ〜、あ〜(笑) で、いきなりその格好でマイクの前に立って、「ま、そんなわけでしてね」なんて素に戻ったりするのは、お約束的に面白いんだけど、それで何を言い出すかと思えば、竹槍を持って「昔はこれ一本でね、B29が落とせたんですよ」なんつって(笑) この先はCDで言うところの廃人演説的に、もう全く脈絡のない短文を、次々に唱えたてます。褌姿で直立のまま、左に向かい、右に向かい、「アメリカ人は、カブト虫のニオイがするんです」「初めての給料で買ったのは、鳥のササミでした」「相撲取りにバックでやられる夢を見ました」「創価学会員はカエルのニオイがするんです」・・・・ いや、もうマジで延々と続くんで、覚えてられませんでした。せめてメモればよかったかなぁ〜 面白すぎるもんっ! 次は絶対テレコだっ!(禁止なんだが) ただ、これだけの大ネタをやるのは、年に一回の日比谷公演だけかも知れないとは思います。 他にも一人芝居とか、普通(?)のネタもありますしね。 それに、さすがにあんまりこればっかりで、しかもこんなに人数が膨らんじゃってると、、今にどっかシャレの通じない団体に潰されるだろうしなぁ(^_^;) 右翼から見たってバカにしてるし、アカどもなんてホントにシャレ通じないし、特に海外は、まっっったくどこの国の人にも見せられないわよねーー( ̄- ̄;) でもね、当日TBS(News23だそうな。。)が取材に来てたんですよぉ! 一体この公演の、どこを写すと言うの!?中将の一言たりとも、片隅の幟の一文字たりとも、公共の放送には耐えられないっちうの!(笑) そしてまた今日も、観客を取り残して突然帰ってしまわれる中将。 え?え?拍手とかは??(^_^;) と会場全体に戸惑いの空気が充満し出した時、一応今回はもう一度出てきてくれて(今度はパンツだよ、パンツ)、マイクを手に持ち、深々と礼。 そしてそのまま帰る。(笑) ああ、マイク意味無いじゃん、、と思ったら、去り際にお約束のあの一言。「何だい、君達は。失敬だな、帰るよ!」(爆笑) そしてスクリーンにはスタッフのテロップが流れ、ことり事務所のロゴが出て本当に終わりっぽい。 でもみんな、「まだなんかあるんじゃないか?」って期待半分の疑心暗鬼で動けないです。 誰かが「中将!」と掛け声を掛けると、申し訳なさそうに黒いシャツのスタッフさんが出てきて、「あの、本人がもう出たくないと言っていますので」。。。で、お開き(゜▽゜) あっはっはっは いや、もうすごかった。。笑いすぎた。一緒に行った友達も、みな一様に気に入ってくださって。。 そんな事でいいのかなー、この国は。。(-_-;) ていうかまぁ、このネタで笑う人が問題と言う以前に、これがネタになってしまう事って言うか、一般的に「危険」って扱われてしまっているあたりのアンバランスさ自体に、問題があるとも言えるなぁ、とか。 しかし、彼はなんなんでしょうな。これだけの文章を考え、そして暗記してくる頭脳、合間合間に見せる、本当にキチガイであろう目つきや表情。 うーん、やっぱり"ホンマモン"なのかなぁ? 頭が良いのは確かだろうけど、でもチャップリンやモンティパイソンの人達みたいな、頭が良いけど馬鹿の振りをして笑わせる芸人、ってのとはまた違うし。 サヴァン?ってほどでもないんだよなー、事務所自分で設立したりしちゃってるし。 なんか考えれば考えるほど凄いっすわー 「これで本当にヤツが首相になったら面白いな」なんて友達は言ってたけど、いっくらなんでもそんな国は嫌だ(笑) 「まだ森の方がマシじゃーい」と思わせる、新たな発見の1日(笑) ←7月の日記に戻る |